
石川大我議員、新宿二丁目で警察と大ゲンカの裏側…なぜ警察に批判の矛先が向いたのか
https://biz-journal.jp/2020/05/post_155264.html
警察が二丁目を巡回する理由を「薬物が蔓延しているから」だと指摘する。
「二丁目に薬物が蔓延しているのは事実です。2014年に所持が禁止された危険ドラッグ『ラッシュ』は、規制以前には多くのゲイに用いられていました。
それを使うと肛門が弛緩して性行為が気持ちよくなるというのが理由です。
利用者たちの間では、規制された今でも薬物に対する危険性の認識は甘いままです」
(松浦氏)
ゲイの間では、危険性の認識が甘いどころか「ラッシュが規制されていることのほうがおかしい」という認識を持つ者も多いという。
たとえば、2016年にラッシュの所持で逮捕された元NHKアナウンサーの塚本堅一氏は、ゲイであることをカミングアウトしたうえで、ラッシュについて
「以前は雑貨店などでも売られていたことから危険ドラッグであるとの認識はなかった。ほかの危険ドラッグを取り締まるためにラッシュもまとめて禁止されてしまった」などと、薬物使用を許容する主張をしている。
(文=昼間たかし/ルポライター、著作家)