スズキの4〜12月期、純利益23%増 世界販売が最高
2018/2/5 15:34
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL05HY0_V00C18A2000000/
スズキが5日に発表した2017年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比23%増の1643億円だった。世界販売はインドがけん引し過去最高となった。為替の円安も業績改善につながった。
売上高は21%増の2兆7248億円だった。四輪車の世界販売台数は11%増の236万8000台と、この期として過去最高だった。主力のインドが15%増の122万6000台となり、過去最高を更新。欧州や東南アジア諸国連合(ASEAN)では2割近くの増加となった。為替の円安も採算改善につながり、営業利益は55%増の2598億円だった。
18年3月期の業績見通しは据え置いた。売上高は前期比14%増の3兆6000億円、営業利益は12%増の3000億円、純利益は13%増の1800億円を見込む。営業利益の進捗率は87%と高めだが「足元で為替の見通しが不透明になっている」(長尾正彦・取締役常務役員)という。〔日経QUICKニュース(NQN)〕