https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180202/k10011313461000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_008
2月2日 20時08分
身寄りがない高齢者などの支援について考える講演会が都内で開かれ、札幌市の共同住宅で11人が死亡した火災について、参加者から「高齢者が暮らす施設で多数の犠牲者が出る火災が相次いでおり、対策について社会全体で向き合う必要がある」などという意見が出されました。
東京・千代田区で開かれた講演会には、生活困窮者の支援活動などをしているおよそ150人が出席し、はじめに札幌市の共同住宅が全焼した火災で犠牲になった11人に黙とうをささげました。
そして講演会を主催した「ホームレス支援全国ネットワーク」の奥田知志理事長が「身寄りのない高齢者が暮らす施設やアパートで多数の犠牲者が出る火災が相次いでいる。対策について社会全体で向き合う必要がある」と訴えました。
また住宅問題に詳しい高齢者住宅財団の高橋紘士特別顧問は「生活困窮者を支援する団体は資金的に厳しいところも多く、防火対策が難しい老朽化した木造の建物を使わざるをえないことがある。命を守る態勢は最優先に考えなければならず日頃から消防に相談し防火対策の向上に取り組むべきだ」と呼びかけました。
講演会に出席した福井県の女性は「施設の安全性の向上は支援者の気持ちだけでは進まない面もある。スプリンクラーを設置するための公的な補助金など社会的な後押しが必要だ」と話していました。
2月2日 20時08分
身寄りがない高齢者などの支援について考える講演会が都内で開かれ、札幌市の共同住宅で11人が死亡した火災について、参加者から「高齢者が暮らす施設で多数の犠牲者が出る火災が相次いでおり、対策について社会全体で向き合う必要がある」などという意見が出されました。
東京・千代田区で開かれた講演会には、生活困窮者の支援活動などをしているおよそ150人が出席し、はじめに札幌市の共同住宅が全焼した火災で犠牲になった11人に黙とうをささげました。
そして講演会を主催した「ホームレス支援全国ネットワーク」の奥田知志理事長が「身寄りのない高齢者が暮らす施設やアパートで多数の犠牲者が出る火災が相次いでいる。対策について社会全体で向き合う必要がある」と訴えました。
また住宅問題に詳しい高齢者住宅財団の高橋紘士特別顧問は「生活困窮者を支援する団体は資金的に厳しいところも多く、防火対策が難しい老朽化した木造の建物を使わざるをえないことがある。命を守る態勢は最優先に考えなければならず日頃から消防に相談し防火対策の向上に取り組むべきだ」と呼びかけました。
講演会に出席した福井県の女性は「施設の安全性の向上は支援者の気持ちだけでは進まない面もある。スプリンクラーを設置するための公的な補助金など社会的な後押しが必要だ」と話していました。