![韓国側が求めたのは「日本の誠意ある措置」 元徴用工問題で日韓局長級協議 [きつねうどん★]->画像>2枚](https://static.tokyo-np.co.jp/image/article/size1/d/a/3/2/da32fb6bbf4f97f64ccaa8f0ce13407b_1.jpg)
元徴用工問題をめぐり、日本企業に補償を求める市民団体のメンバーと野党議員=12日、韓国・ソウルで(AP)
【ソウル=木下大資】日韓の懸案の元徴用工問題を巡り、外務省の船越健裕アジア大洋州局長と韓国外務省の徐旻廷ソミンジョンアジア太平洋局長が16日、東京で協議した。韓国側発表によると、徐氏は12日にソウルで実施した公開討論会など「国内の雰囲気」を伝えた。原告らが望む被告企業の資金拠出や謝罪についても意見を交わしたとみられる。
韓国政府は12日の討論会で、政府傘下の「日帝強制動員被害者支援財団」が企業から寄付を募り、被告の日本製鉄と三菱重工業に代わって原告に弁済する方式を有力案として説明し、近く正式発表する見通し。関係者によると、徐氏は協議で「韓国内の世論や原告を説得するため、日本の誠意ある措置が担保されてこそ発表できる」との立場を強調したという。
日本側では、財団が弁済を実行して両社への「求償権」を放棄した場合、日本企業が自発的に財団に資金拠出するのを容認することも検討されている。
「謝罪」のあり方も焦点だ。討論会で、徐氏は日本政府が過去に表明した「痛切な反省と謝罪」の確認が重要と指摘したが、原告側は「被害者が望むのは強制動員に対する事実認定と反省、謝罪だ」と反発している。
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