水際対策が緩和されてから3日目、外国人がこぞって訪れる場所があります。東京・台東区にある「かっぱ橋道具街」。なぜ多くの外国人が惹きこまれるのでしょうか。話を聞くと日本人も知らない日本の魅力がありました。
外国人観光客が続々と訪れ、人気沸騰中の「かっば橋道具街」。
アメリカ人観光客:「すごいよ。ここに来るのは2回目で、もし妻が許してくれればもう1回来たい。僕はここで1週間は余裕で過ごせる。見たいものが本当にたくさんあるから」
和食器の専門店で、外国人カップルを発見。あなたはどのように「かっぱ橋」を知ったのですか。
メキシコから来た観光客:「包丁や皿を買うのに良い場所はないかとインターネットで検索したら、かっぱ橋に行けば全部買えるということが分かったんです」「(Q.どこから来た?)メキシコ」「(Q.なぜ日本に?)ハネムーン」
メキシコから新婚旅行で初来日したアツアツ夫婦。その目的は、日本の食器を“爆買い”すること。
メキシコから来た観光客:「家に友達を呼んでお寿司と日本酒を振る舞うわ。SUSHIナイト」
え、「SUSHIナイト」。
およそ2年半ぶりに海外からの個人旅行が解禁され、再び外国人観光客が続々と訪れている、かっぱ橋道具街。
アメリカ:「インターネットで『東京のショッピング街、調理器具』と検索。紹介サイトがあり、簡単に知ることができました」
アメリカ人観光客が見たのは、東京の名立たる観光地が載っているサイト。「かっぱ橋道具街」は、どのように紹介されているのでしょうか。
ライブジャパンHPから:「かっぱ橋は、調理器具を買うなら東京で一番の商店街」「東京の他の観光地と比べると観光地らしさがなく、日本の地元の人たちが、新しい調理器具を買うためにたくさん訪れている」
海外で広く知られている観光地・浅草と、外国人に人気の「アメ横」がある上野。その間に位置する全長800メートルの「かっぱ橋道具街」には、食器や調理器具などの店がおよそ160軒、連なっています。
和食器の専門店で出会ったのは、メキシコから来た新婚夫婦。2人は、先週土曜日に結婚したばかり。歳の差9歳の熱々カップル。
新婚旅行で初来日した目的は、これから始まる結婚生活に向け、日本の食器を“爆買い”することだといいます。
夫婦が手にしたのは日本酒を入れるとっくり。その訳は。
メキシコ・妻、ベアトリスさん(22):「WE LOVE SAKE。日本に来たのは日本酒やお寿司が大好きだから。家に友達を呼んでお寿司と日本酒を振る舞う。だからこういうのを買って日本気分を味わうの」
SUSHIナイトとは一体…。
それが、こちらの映像。メキシコの自宅で、シェフの格好をして調理する、夫のヒルベルトさん。本物のシェフから、魚の切り方や酢飯の作り方を教わり、自分たちで作った握り寿しを、友人たちと一緒に楽しむ。それが「SUSHIナイト」。