テレビ朝日の玉川徹氏が28日の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。ロシアのプーチン大統領が核兵器の使用を辞さない姿勢を示したことに持論を述べた。
プーチン大統領は27日にサンクトペテルブルクでの会合で演説。第三国がロシアに戦略的脅威を与えようとした場合は「電撃的で素早い対抗措置を取る」と核兵器の使用を辞さないとした。
玉川氏は「今までロシアは国内のメディアにも戦争って言葉を使うなと言ってきた。この状況だけど戦時ではなく平時だということだった。しかし、どんどん緊張が高まる方向にばっか進んでいる」と先行きを懸念した。
その先にあるのが核の使用の恐れである。「核を使う前に国家総動員態勢、日本もやったけど国民も経済も動員するってやっていくと、米国はいろんな武器をウクライナに入れていて、これもあってウクライナは持っている。それに対して(ロシアが)国家総動員にすると戦闘が長引く」と指摘。
その上で、「それでもロシアが勝てないとなれば、勝つためという論理で核を使うこともある。世界にとって最悪のシナリオです。米国の核の傘に入ってないところは核武装していく。今まで核は使えない兵器だったのが使えるとなると、世界はとんでもないことになってしまう。核戦争にはなってほしくない」と核の拡散につながると警戒感をあらわにした。
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