https://www.zakzak.co.jp/soc/news/191212/pol1912120001-n1.html
前回のコラムでも指摘したが、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」には招待客の増加など、
確かに、政府与党の「緩み」「おごり」を感じさせる面はあった。
ただ、「桜を見る会」自体は、「与党配慮のセレモニー」「既得権」として、延々と続いてきた。
左派野党の面々も、細川護煕内閣や、鳩山由紀夫内閣の時代には、その特権を享受したはずだ。
正攻法で長期政権を攻められず、スキャンダル追及で支持率を落とそうという作戦かもしれない。
だが、ブーメランが次々と炸裂(さくれつ)している左派野党よりは支持率は高い。
「桜」騒動に嫌気がさした有権者も野党支持ではなく、政治に興味がなくなるケースが多いのではないか。
ブーメランは、「桜」問題を追及していたメディア側にも直撃した。
2015年の「桜を見る会」に、悪質なマルチ商法で経営破綻した「ジャパンライフ」の元会長が招待され、
その招待状が宣伝に利用されていたことが問題視されていたが、夕刊フジが先週、驚くべき報道をしていた。
何と同社顧問に、元朝日新聞政治部長が就いていたというのだ。
以前、自殺者まで出す、悪徳な「消費者金融(サラ金)」の問題をメディアが厳しく批判していたが、
その少し前まで、消費者金融のCMをメディアが流していたのは周知の事実だった。
表面上は「正義」を振り回すが、自らの懐が温かくなる話には飛びつき、正論に沈黙するのがメディアでもある。
前回のコラムでも指摘したが、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」には招待客の増加など、
確かに、政府与党の「緩み」「おごり」を感じさせる面はあった。
ただ、「桜を見る会」自体は、「与党配慮のセレモニー」「既得権」として、延々と続いてきた。
左派野党の面々も、細川護煕内閣や、鳩山由紀夫内閣の時代には、その特権を享受したはずだ。
正攻法で長期政権を攻められず、スキャンダル追及で支持率を落とそうという作戦かもしれない。
だが、ブーメランが次々と炸裂(さくれつ)している左派野党よりは支持率は高い。
「桜」騒動に嫌気がさした有権者も野党支持ではなく、政治に興味がなくなるケースが多いのではないか。
ブーメランは、「桜」問題を追及していたメディア側にも直撃した。
2015年の「桜を見る会」に、悪質なマルチ商法で経営破綻した「ジャパンライフ」の元会長が招待され、
その招待状が宣伝に利用されていたことが問題視されていたが、夕刊フジが先週、驚くべき報道をしていた。
何と同社顧問に、元朝日新聞政治部長が就いていたというのだ。
以前、自殺者まで出す、悪徳な「消費者金融(サラ金)」の問題をメディアが厳しく批判していたが、
その少し前まで、消費者金融のCMをメディアが流していたのは周知の事実だった。
表面上は「正義」を振り回すが、自らの懐が温かくなる話には飛びつき、正論に沈黙するのがメディアでもある。