【親も知らない今どき入試】「保護者に人気のある中高一貫校」ランク 入試改革で「MARCH付属校」に人気集中!
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/191213/dom1912130002-n1.html 2019.12.13
今週は首都圏288学習塾の塾長、教室長へのアンケートによる「保護者に人気のある中高一貫校」ランクを紹介したい。
5校連記で記入してもらい、最初の一貫校を5ポイント、次を4ポイント…として集計した。
トップは2年連続で中央大付横浜だ。2位は法政大第二、3位は昨年の16位から躍進した中央大付、4位は渋谷教育学園幕張だった。
トップ3すべて大学付属校で、他にも8位に青山学院横浜英和、9位に明治大付明治と大学付属校が入っている。しかもすべてMARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)の付属校だ。
中学入試に詳しい専門家は「中学入試では、このところ大学付属校の人気が高く、特にMARCHの付属校が人気です。
これは大学入試改革が言われ始めてからの傾向で、先が不透明な大学入試を受けずに、大学に進学できることが人気になってきた大きな理由です。
ただ、今回の入試改革の目玉でもあった、外部英語試験受験の延期が発表されましたが、2024年度に再実施される可能性があります。
この年は今の中学1年生が大学受験するときになりますから、不透明さは今の小学校6年生が大学受験するときにも続くことになり、来年入試での付属校人気に大きな影響はないでしょう」という。
トップの中央大付横浜は、10年に新しく中央大の付属校になった。元は女子校だったが、今は共学校だ。志願者が増え、偏差値も大きく上がって人気校になった。
中央大への内部合格率は今春は68・5%で、3位の中央大付の84・1%よりは低い。ただ東大2、一橋大2、国公立大医学部2、早大27、慶大19など、他大学への合格実績が高い。
塾の講師は「中央大もそうですが、法政大や明治大の付属校なども、併設大学への進学の権利を持ちながら、他大学受験を認めています。
もちろん、国公立大だけなどとしているところもありますが、進路の多様性の確保という面では、他大学受験を認めている付属校が人気です」という。
大学入試改革が中高在学中にはっきり決まれば、他大学受験をさせてもいいとの保護者の考えもあるようだ。