>>30 東京、京都と早慶の4大学に照準
いよいよ始まった学生の就職活動。今年の就活では、ある傾向が強まっていると専門家は話す。
「人気企業は昨年以上にターゲット採用の傾向を強める、とはっきり言い切れます」
就職事情に詳しいHRプロの寺澤康介社長は言う。
ターゲット採用とは、企業が特定の大学に狙いを定めて重点的に採用活動をすること。
旧帝国大学の北海道、東北、東京、名古屋、京都、大阪、九州や、
早稲田、慶應義塾といった私大を「ターゲット大学」にして、採用を働きかける。
就活期間が短くなれば、採用担当者も膨大な学生のなかから選ぶ時間を割くことが難しくなる。
その点、ターゲット採用ならば最低限、優秀な学生を確保できるという「安全策」だ。
そこでアエラは、主要な60大学の学生がどれぐらい人気企業に就職しているかを把握すべく、
教育関連情報を提供する「大学通信」の協力を得て、学生に人気が高い100社への就職者数を調べた。
ターゲットになったのは、やはり早稲田と慶應だ。特に1大学で100人超の採用をするメガバンクや、
損保・生保、電機メーカーでは、他の大学を圧倒している。
学生に特に人気の伊藤忠商事や三菱商事などの商社や、電通や博報堂といった広告会社は、
東京、京都と早慶の4大学に照準を合わせているのが一目瞭然だ。
http://dot.asahi.com/aera/2012121100003.html 有名企業400社への実就職率ランキング、小規模大学が首位62.1%
大学通信が運営するWebサイト「キャンパスナビネットワーク」が、有名企業への実就職率ランキングを公開した。
1位は一橋大で、2位東京工業大、3位慶應義塾大と続く。ランキング上位は難関大が占めており、トップ3には前年と同じ顔ぶれがならんだ。
実就職率ランキングは、2016年卒の大学生の就職状況について、会社規模や大学生の人気企業ランキングなどを参考に選定した有名企業400社への就職者の割合をまとめたもの。
一橋大の実就職率は62.1%で首位となった。2位の東京工業大は54.9%、3位の慶應義塾大学は46.6%。いずれの学校も2015年と比較して実就職率がアップしている。
4位の早稲田大も37.1%と2015年よりも就職率を上げ、前年4位の電気通信大36.1%と入れ替わった。
ランキングをまとめた教育進学総合研究所によると、トップの一橋大は就職者総数が833人。規模の小ささで優位性があるとはいえ、三菱東京UFJ銀行や三井物産など、
卒業生の6割以上が有名企業に就職しているという。2位の東京工業大も就職者総数が1,466人と少ないながらも常にランキング上位に入る。
また、大規模総合大学では慶應義塾大や早稲田大の就職率が高い。たとえば慶應義塾大では、2016年春の就職者数が5,703人と多いにもかかわらず、
みずほフィナンシャルグループ174人や三井住友銀行114人など、半数近くが有名企業に就職しているという。なお、東京大は一部未回答のため掲載していない。
有名企業への実就職率ランキングは、Webサイト「キャンパスナビネットワーク」に今週の無料記事として掲載されているほか、
ランキングの詳細を携帯サイト「教育進学総合研究所」で確認できる。
◆有名企業への実就職率ランキング
1位「一橋大」62.1%
2位「東京工業大」54.9%
3位「慶應義塾大」46.6%
4位「早稲田大」37.1%
5位「電気通信大」36.1%
6位「東京外国語大」35.8%
7位「名古屋大」35.7%
8位「大阪大」35.2%
9位「東京理科大」34.9%
10位「上智大」33.4%
http://resemom.jp/article/2016/08/22/33320.html