「何をしたかと言いますと、"バイオハザード"を任天堂のハードで出しますと、
ソニーさんのハードでは出しませんと言う宣言を発表したんですよ。
それを受けて久多良さんが僕を呼び出すと」
「どっか一社に絞って大博打を打ってですよ、もしコケたらどうします?
そのハードが全然来なかったらどうします?当然経営が苦しくなりますよ」
「みなさんが想像してるよりもハードのメーカーは力を持ってます。
しがないゲーム会社なんでちょっと舵を切り間違えただけで終わってしまうんですよ」
「久多良さんからするとね、『バイオハザードを作ったのはお前らかもしれんけど、育てたのはSONYやぞ』
と、いう気持ちもあったと思います。その通りだと僕も思ってます。
実際のところかなりの"バックアップ"を貰ってもおりました」
「その後SONYさんにも出したりとか、色々、こう、あって、グダグダ言われたりもしましたけど、
その時には任天堂さんにも『ちょっと数が出ないので…』みたいなことをちゃんと説明させていただいて、
『専属で行きますよ』って広告宣伝していただいておきながら、時間が経ったら『すいませんけど』っていう言い方をして
売れてるハードに売り直すってことをさせてもらいました」
「渋谷の某高級なイタリアンに呼び出しを食らってしまいましてですね。
~略~
怒られてるわけじゃなくて普通に道理を説明されるんですよ。
SONYさんからしたら『絶対ウチが勝つからわかってるやん、どっちが勝つのか』ていうことなんですよ大前提として。
だから他所に"体重"かける必要無いやないかと」
「バイオハザードが"何故か"任天堂で発売になりますという発表した裏話と、
その時に久多良さんに呼び出されて味のしないワインを飲みましたっていうお話でした」
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