任天堂・岩田社長「サードタイトルを誘致するために、他社とお金の出し合いをするような事はしない」
2013/11/03
Q.また、Wii Uのサードパーティーサポートについて、欧米のサードパーティータイトルを見ていると、
ダウンロードコンテンツがWii U向けにだけ無いということが起こっていたり、Wii U向けにタイトルを出してもらえないという状況になっている。
他社さんはサードパーティーソフトのサポートに数百億円費やすというような話をされているわけだが、任天堂としてもこういう資金的なアプローチはあり得るのか。
A.「ソフトメーカーさんとの関係をどのように考えるか」についてですが、「自社で一定のソフトラインアップを作り得る任天堂のようなソフト開発リソースがある会社が考えること」と、「そうでない会社さんが考えること」は違って当然ではないかと思います。
前社長の山内が最近亡くなりまして、改めて私は「山内から何を教わったか」ということをつくづく考えるのですが「娯楽では、よそと同じことをするのが一番いかん」ということを教えてくれたのを非常に強く噛み締めいます。
「他社さんが何々しているから、任天堂も何々する」という思考は、任天堂が最も避けたいと思っている思考です。
ソフトメーカーさんとの協力関係を強化することについて、もちろん私は否定的ではありませんが、その方法論が他社さんと同じでは結局値引き合戦であったり、
お金の出し合いであったり、単純な価格競争的なアプローチになってしまい、結果的に際限なくそれが続いていくと思いますので私達はそこから一線を画して、その上でソフトメーカーさんと協力し合える関係を作っていきたいと思います。
2013年10月31日(木) 第2四半期決算説明会
http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/131031qa/02.html
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「やあ山下さん、PS4版を出すという契約を取り消すことは可能かな?任天堂はこのタイトルを独占で展開したいと望んでいるんだ」