『分かれる県立高校学区に思い複雑 吉備中央・加賀中で初の卒業式』
http://www.sanyonews.jp/article/148029 学区制の県立普通科高校を選ぶ場合は旧賀陽町と旧加茂川町で学区が異なる。
友人同士が居住地によって異なる進路を選択せざるを得ないケースもあり、複雑な思いで巣立った卒業生もいる。
長女が卒業した40代の主婦は「友人と学区が異なり、進路に悩んでいた。結局、決められた学区内の高校を選ばざるを得なかった」と話した。
加賀中では、学区制の県立普通科高校を受験する場合は原則、旧加茂川町の生徒は岡山、玉野市などの岡山学区(6校)、旧賀陽町は高梁、新見市などの備北学区(3校)に分かれる。
学区外からの募集は定員の5%以内に限られており、「一般的により高い学力が求められる」(町教委)という。
吉備中央町教委や町PTA連合会などは開校前の2013年7月、県教委に要望書を出して学区の改善を求めていた。
しかし県教委高校教育課は「早急な対応はできない」と現状を維持。
同町教委の津島雅章教育長は「地域の実態に合わせた柔軟な対応を願う」と訴えている。
『山口県教委が県立高校の全日制普通科入試で学区統一、2016年度から』
http://resemom.jp/article/2013/10/03/15443.html 山口県教委は、平成28(2016)年度の県立高校入試から全日制普通科の通学区域を拡大し、現在の7学区から1学区へ統一する。
10月1日開催の県議会の席上報告され、明らかになった。
県立高校全日制普通科入試では、平成14年度から従来の26学区を7学区へ統一、平成21年度からは学区外入学枠を定員の5%から10%へ拡大してきた経緯がある。
全日制普通科がある県内の高校は、30校6分校。
これまでは学区内での受験が基本だったが、平成28年度入試からは県内全域から受験校を選べるようになり、学校選択の幅が広がることになる。
■公立高校で差別的な学区制限をしているのは、中国地方では島根県(二学区)と岡山県のみ。
岡山県も生徒たちの自由を認め、悪平等主義や恣意的な差別による制限を廃止すべきである。