飛び交う自虐や冗談　岸田・安倍・麻生氏が茂木新会長にコメント [ひよこ★]->画像>4枚

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毎日新聞 2021/12/14 05:45（最終更新 12/14 05:45） 710文字





自民党茂木派のパーティーであいさつする岸田文雄首相＝東京都港区で2021年12月13日午後6時18分、北山夏帆撮影

　東京都内のホテルで13日に開かれた自民党茂木派（平成研究会、53人）の政治資金パーティーでは、新会長に就任したばかりの茂木敏充幹事長に対して、来賓の岸田文雄首相、安倍晋三元首相、麻生太郎元首相から、それぞれ個性あふれるコメントが飛び出し、会場を盛り上げた。


自民党茂木派のパーティーであいさつする安倍晋三元首相＝東京都港区で2021年12月13日午後6時38分、北山夏帆撮影

　岸田派（宏池会、42人）会長の岸田文雄首相は、平成研と宏池会が結束して何人もの首相を生み出してきた過去を振り返り、「深いご縁で結ばれている。政局に強い平成研に対し、私たち宏池会は政策には強いが政局に弱い『お公家集団』と揶揄（やゆ）されてきた」と自虐的な発言で茂木派を持ち上げた。「政策にも政局にも強い宏池会を目指したいが、世の中なかなかそう甘くなく、思うようにいかない。引き続き岸田政権をど真ん中で支えていただきたい」と呼びかけた。





　茂木氏と同様、11月に最大派閥・安倍派（95人）の会長に就任したばかりの安倍晋三元首相は、父・晋太郎氏と竹下登元首相との関係に触れ、「『安竹』蜜月時代があったように、『安木』でしっかり力を合わせて岸田政権を支えたい」と述べた。自身と岸田首相、茂木氏の3人が初当選同期だと紹介し、「一番の男前は岸田文雄、一番頭が良いのが茂木敏充、そして一番政策が良いのが安倍晋三。大体定着した評価なんですけど」と冗談も交えてあいさつした。


自民党茂木派のパーティーで新会長としてあいさつする茂木敏充幹事長（壇上）＝東京都港区で2021年12月13日午後6時6分、北山夏帆撮影

　所属議員数で茂木派に並ばれた麻生派（53人）会長の麻生太郎副総裁は、「分析能力、説明能力、記憶力。どれを取ってもたいしたもんだ」と茂木氏の手腕を高く評価。一方で、「『性格がなあ……』と皆よく言っておられたと記憶するが、最近は私とつきあったせいか昔より明るくなった気がする」と場内の笑いを誘った。【堀和彦】

政策じゃなくて性格じゃないとジョークにならないような