https://mainichi.jp/articles/20210724/k00/00m/020/347000c
毎日新聞 2021/7/25 08:00(最終更新 7/25 08:00) 有料記事 3326文字
東京湾でいま、船が自分で航路を判断して水上を進む「自動運航船」のテスト運航が繰り返されている。この最新のハイテク船、実は日本の水上交通の「救世主」になる可能性を秘めているという。さっそくテスト運航中の船に乗り込み、関係者を取材すると、日本の水上交通を取り巻く厳しい現実が見えてきた。
神奈川県横須賀市沖に浮かぶ東京湾唯一の自然島「猿島」。ここを目指し、京急線横須賀中央駅から歩いて約15分の船着き場から小型旅客船「シーフレンドゼロ」(定員約240人)がゆっくりと離岸した。
「自動運航に切り替えます」。沖に出たのを見計らって船長が操舵(そうだ)室のボタンを押すと、速度調整用のレバーが勝手に動き始めた。まるで透明人間が操縦する幽霊船に乗っている感覚に近いかもしれない。
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東京湾でいま、船が自分で航路を判断して水上を進む「自動運航船」のテスト運航が繰り返されている。この最新のハイテク船、実は日本の水上交通の「救世主」になる可能性を秘めているという。さっそくテスト運航中の船に乗り込み、関係者を取材すると、日本の水上交通を取り巻く厳しい現実が見えてきた。
神奈川県横須賀市沖に浮かぶ東京湾唯一の自然島「猿島」。ここを目指し、京急線横須賀中央駅から歩いて約15分の船着き場から小型旅客船「シーフレンドゼロ」(定員約240人)がゆっくりと離岸した。
「自動運航に切り替えます」。沖に出たのを見計らって船長が操舵(そうだ)室のボタンを押すと、速度調整用のレバーが勝手に動き始めた。まるで透明人間が操縦する幽霊船に乗っている感覚に近いかもしれない。
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