https://mainichi.jp/articles/20200517/k00/00m/040/078000c
毎日新聞2020年5月17日 12時51分(最終更新 5月17日 12時51分)
一輪の花を咲かせたカヤラン=京丹後市久美浜町三分で2020年5月14日午前8時、塩田敏夫撮影
京都府京丹後市の農業、岡哲男さん(84)の梨畑で一輪のカヤランの花が咲いた。樹木の枝に着生する多年草で、近年は少なくなった。府のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されている。黄色い小さな花のそばにはつぼみが数輪あり、間もなく開花しそうだ。
岡さんは2代目の果樹農家。子どもの時から梨畑に通っているが、カヤランを見たのは初めて。5、6年前、変わった草が梨の枝についたと気づき、観察を続けてきた。花を見たのは初めてで、ネーチャーガイドを務め、植物に詳しい藤原貞夫さん(69)に確認してもらった。
岡さんは野生の梨を山に探しに行くなど今も好奇心が旺盛だ。「知らないこと、わからないことに何でも興味を持ってしまう」と話していた。【塩田敏夫】
毎日新聞2020年5月17日 12時51分(最終更新 5月17日 12時51分)
![京都府の準絶滅危惧種に指定 多年草の「カヤラン」、黄色の花咲く 梨の枝に着生 [ひよこ★]->画像>1枚](https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/05/17/20200517k0000m040080000p/9.jpg)
一輪の花を咲かせたカヤラン=京丹後市久美浜町三分で2020年5月14日午前8時、塩田敏夫撮影
京都府京丹後市の農業、岡哲男さん(84)の梨畑で一輪のカヤランの花が咲いた。樹木の枝に着生する多年草で、近年は少なくなった。府のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されている。黄色い小さな花のそばにはつぼみが数輪あり、間もなく開花しそうだ。
岡さんは2代目の果樹農家。子どもの時から梨畑に通っているが、カヤランを見たのは初めて。5、6年前、変わった草が梨の枝についたと気づき、観察を続けてきた。花を見たのは初めてで、ネーチャーガイドを務め、植物に詳しい藤原貞夫さん(69)に確認してもらった。
岡さんは野生の梨を山に探しに行くなど今も好奇心が旺盛だ。「知らないこと、わからないことに何でも興味を持ってしまう」と話していた。【塩田敏夫】