松屋フーズホールディングスは23日、2019年4〜9月期の連結純利益が前年同期比89%増の18億円になりそうだと発表した。36%減の6億3000万円を見込んでいた従来予想から一転、増益となる。創業時の味を再現した「創業ビーフカレー」などが好調で既存店売上高が伸び、人件費などのコストを吸収した。
売上高は9%増の520億円と、従来予想から18億円上振れる。7月に「松屋」で初めて販売した「うな丼」(並は税込み830円)といった単価の高い商品も伸びた。松屋の既存店客数と客単価は前年同期に比べそれぞれ3%増えた。松屋やとんかつ店「松のや」の新規出店も寄与した。
営業利益は2.1倍の31億円で、従来予想を17億円上回った。人件費の単価は上昇したが、増収で補った。売上高営業利益率は前年同期の3%から6%に改善した。
20年3月期通期は、売上高が前期比6%増の1040億円、純利益がほぼ横ばいの22億円との業績予想を据え置いた。
2019/10/23 20:30
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51301330T21C19A0DTA000/